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中国の2007年半導体市場は15%成長、2008年は12%成長の見込み

[issued: 2007.12.17]

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 調査会社の米iSuppli社は、「2007年の中国半導体市場は第3四半期の好調を追い風にして、年間売上高を前年の450億ドルから15%増の520億ドルに伸ばす」と予測している。この予測通りとなれば、2007年に中国の年間半導体売上高は初めて500億ドルを超えることになる。

 iSuppliで中国市場調査の主席アナリストを務めるHorse Liu氏は、「谷間に当たる第3四半期に需要が好調だったことが、半導体メーカーの売り上げ目標の達成を後押しした。また、電子製品の輸出も、中国元(げん)の上昇や原油価格の値上がりといったマイナス要因があったのにもかかわらず、大幅に増加した」と述べた。

 iSuppliは、「ここまで、2007年の中国は、インバータモーター制御装置や安全監視システム、自動車用電子機器などの産業制御システム分野が好調だった。これを受けて、過去数年間にわたって製品ラインアップを拡大し、販売を促進してきた大手半導体メーカーは売り上げを伸ばすことができた。一方、新規参入企業にとっては、同じ理由で、新しい製品分野に入り込むのが難しくなった」と指摘した。

 通信機器の出荷量も大幅に増加した。iSuppliは、「中国で設計された携帯電話機の出荷台数は、2007年に前年比58%増の2億400万台に達する」と見ている。また、EMS(電子機器受託製造サービス)企業やODM(受託設計製造サービス)企業も、中国への電子機器の設計製造委託を通じて、出荷量を押し上げている。

 さらに同社は、「2007年第1四半期から第3四半期まで、主要な民生電子製品の出荷量は、前年の同じ期間に比べて大幅に増加した。例えば、デジタルセットトップボックスとデジタルカメラの出荷量は前年比30%以上、LCDテレビの出荷量も前年の2倍に増加する見込みだ」と続けた。

 好調な中国だが、良いニュースばかりではない。世界の多くの半導体市場と同様に、中国の半導体メーカーも競争の激化によるIC価格の大幅な下落に直面した。このように、「多くの半導体メーカーは売上高を伸ばすに当たって難しい問題を抱えている」(iSuppli)という。

2008年の見通し

 「半導体メーカーにとって、2008年も順調というわけにはいかないだろう。中国政府は国家の経済構造を最適化して高い金銭的利益を生み出すことを計画するとともに、全体的に資源の消費を削減して環境保護を進めることを目的とした政策を実行しようとしている。中国のエレクトロニクス業界全体の向上が必要だ」とiSuppliは指摘した。

 これを踏まえた上で、同社は、「2008年の中国半導体市場の成長率は12%、売上高は580億ドル」と予測している。また同社は、「2008年も中国元の通貨価値の上昇が続き、それに伴って半導体メーカーはより激しい価格競争にさらされる」との見方を示した。そのほかの課題として、「2008年は半導体メーカーの売り上げを大幅に押し上げるような新しいキラーアプリケーションがない」ことを挙げた。これを補うべく、半導体メーカーは新製品の開発にいそしんでいる。

 さらに同社は「中国の電子機器メーカーも同様の問題に直面している」とした上で、「メーカーは大口の顧客との提携を強化するだけでなく、中小の機器メーカーの取り組みを支援できるような、販売業者や設計企業も含めた広い範囲のネットワークを構築しようとしている」と述べた。

(Electronic News)

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